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2] 移動制約者の状況

イ.高齢者

65歳以上の高齢者は、61,177人(人口の11.2%)である(1998年末現在)。

 

ロ.障害者

ナントでは人口の約10%が何らかの身体障害を有しているといわれている3。80%以上の障害度の人は6,618人である(1998年現在)。また、視覚障害者は628人、車いすを必要とする人は4,521人である。

 

(2) 交通手段の基礎情報

1] 交通手段分担率4

上記のまちづくりとLRT網の拡充によって、1990年から1997年にかけて、自家用車が2ポイント減少し、公共交通の分担率がわずかではあるが0.8ポイント上昇している点が注目される。

 

表2-1 ナントにおける交通分担率推移

008-1.gif

 

2] 公共交通

現在、バス・LRT合せて59路線で年間1,870万走行キロである。トリップ数でみると、バス・LRT合せて、平日1日36万トリップの利用があり(うち、16万トリップはLRT)、年間でが8,400万トリップの利用に達している。図2-2が示すとおり、住民1人当りに換算すると、約165トリッフ°となる。この水準は、パリを除く主要都市と比較した場令、リヨンに次いで第2位であり、ナントは、フランスでも公共交通利用度の高い都市である考えられる5

 

表2-2 ナント市交通手段一覧

008-2.gif

 

3STサービスを担当するCARIPH調べ。

4SEMITAN資料

5"SEMITAN - Rapport sur les comptes 1997"

 

 

 

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