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17年度までに土地造成を行う。平成14年度からは第10次漁港整備計画に則る。

◇深日漁港

・総事業費は第9次計画分で20億円。府が4/10、地

元自治体が1/10、国の補助が1/2。

・防波堤の整備以外に、緑地、多目的広場や荷揚げ施設、水産加工施設、レストラン、資料館などを予定しているが、ソフトの中身は岬町、府、水産庁、地元組合が入り構想中。

●深日港

・フェリー移転後の港湾整備については、府港湾局と岬町で再整備を検討中。

●谷川港

・民間マリーナがあるが、法的裏付けはなし。

●自然海浜保全地区

・長松自然海浜保全地区…岬町が町道整備を行っている。海岸部も斜面も削れないので、道路面だけを張り出した状態。府の環境指導室の管轄。

・自然保護地区のため整備の限界がある。

・みさき公園側の入り口に門あり。高潮の時、危険なので閉める。

・小島自然海浜保全地区…5、6年前、港湾建設の一貫として明神崎周辺に人工リーフ(岩礁)をつくった。浸食が激しかったので、波が砕けるような形にした。「みどりの百選」指定地区は自然のままに放置されている状態。

●関空の土取り跡(第2期)

・土取り対策委員会を設け、利用を検討している。大阪府、土地開発公社の取り組み。

 

(3)和歌山市地区

◇対象エリア

●加太港港湾環境整備計画

・関空関連地域整備計画に基づき整備中。平成9年度に埋立が完了。現在、港湾緑地整備が平成14年度完成目標で進められている。

・このエリアは山が迫り平地が少なく住宅も密集し地域にスポーツ施設がないことから、多目的グランド(広場)等を整備中。また、当緑地は避難緑地として位置づけられている・海側には漁船の係留施設を設ける。総面積2.3ha。

・第9次港湾整備の7ケ年計画(平成8〜14年度)中には完成させたい。

・北側の海水浴場では4月からの潮干狩り、夏の海水浴と利用者も多いので、海水浴場側に階段をつけるなどの一体整備を検討する。

・現在、海水浴場の駐車場は現在民間の旅館等で提供されている。

●「自然調和型漁港づくり推進事業」(水産庁)

・深日漁港東側で漁港整備により失われる藻場の人工的な再生をはかる。まず藻場育成の大きな要因となる底質、波あたり、傾斜の状況などを調査した。平成6年度、免許取得前に1回、平成8〜9年度に2回目を終えている。

・他エリアでは、サザエ、アワビなどの増殖が目的であるのに対し、失われる藻場の再生が目的である深日漁港は、全国的にも特異な事例。

●加太港深山地区

・平成5〜6年頃、前面の護岸を緩傾斜護岸に整備した。サービス施設はないが、海水浴などに利用されている。

●大川港

・水揚げは加太港で行っている。後背地に漁民の家屋が張り付いている。

・漁場…潮流の速い加太瀬戸〜友ケ島付近。

・大川港南側…関空2期工事の土砂採掘現場。港湾区域内に積み出し桟橋があるため、漁民に監視を依頼している。土取り跡に「コスモパーク加太」計画があったが、実施には至っていない。

●和歌山下津港・西脇地区

・和歌山下津港・和歌山北港区の西端に位置する漁港区。

・延長190m、0.5haの漁船休憩施設整備を実施。平成14年度に係留施設、防波堤が完成予定。

・現在磯ノ浦海水浴場の駐車場を提供している。清掃料金として使用料を取っている。

●二里ケ浜

・昔は2里あったのでその名がついたが、埋立により狭くなった。現在磯ノ浦海水浴場としてサーファーのメッカとなっている。波の情報などの情報発信をしているグループあり。

・海岸部は浸食され続けており、平成8年度に高潮対策として突堤を設置し、平成10年度には高潮対策として、204mの堤防改良を実施。

・アクセス…市道坂田磯ノ浦線からのアクセスのみ。

●友ヶ島

・一般海岸。建設省の管轄。整備計画はなし。

◇対象エリア外

●和歌山下津港本港地区

・2025年を目指し、和歌山下津港、本港沖地区において、コンテナヤード用地として埋立を計画。総面積117.2ha、うち緑地20ha。

・昨年12月に中公審が通り、これから地元調整などに入る。

●漁港・港湾施設

・集客の核として整備中。

・雑賀崎漁港

・「和歌浦湾のさかな屋さん」…(財)和歌浦港水産公社が運営する魚屋。周辺で水揚げされた新鮮な魚を扱う。平成8年オープン。

・親子つりパーク…平成9年5月オープン。昨年は1万6,000人の人出。

 

 

 

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