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■ハード整備

◇大坂府の港湾

・大阪府下では、尾崎港、淡輪港、深日港は地方港湾。堺泉北港が特定重要港湾、阪南港が重要港湾。

・大阪府港湾局の管轄は、堺泉北港・阪南港。(堺市〜泉南市)

●堺2区…区画整備の設計段階。沖合いに干潟を造成予定。マリーナなども併設する。新日鉄の未利用地を利用して毎年10/11に堺祭りが行われる。

●堺7-3区…廃棄物処理用の埋め立て地。

●助松埠頭沖…沖合いに埋め立て計画中。現在の埋め立て地も売り出し中。

●泉大津南泊地区…フェニックス計画。(廃棄物処理用埋め立て地)

●木材港地区…忠岡町の貯木場。再整備予定。

●阪南2区…今秋埋立開始。後背地の移転先として都市・業務機能、干潟、マリーナを整備する。

●阪南3区…耐震岸壁を整備予定。

●関空2区…泉州港。現在旅客埠頭があるが、新規に貨物埠頭を整備し、船と飛行機の輸送ルートを直結させる。4-50t積載可能の貨物機が航行する。

◇和歌山県の港湾

・県内に16港、海岸線の総延長は約640km。

●特定重要港湾…・和歌山下津港。和歌山北港区(紀ノ川より北側)、和歌山本港区、和歌浦・海南港区、下津港区、有田港区で構成されている。工業港である和歌山港と石油基地である下津港が合併した名称。現在、和歌山本港区は流通拠点、和歌浦・海南港区には住友金属、関西電力、その前にマリーナシティ、片男波海水浴場などのレクリエーション地域が含まれる。

◇片男波地区

・昭和50年度から海岸整備を、60年度に都市公園整備を開始。平成元年に一部供用開始した。東側が公園になっており、ハクセンシオマネキなどの貴重種も見られる。現在、離岸堤を前出しし、水域を確保すると同時に駐車場などの施設の再整備中。海岸の総延長は1200m。

・東側では潮干狩りができる。

・粒度の細かい砂のため、台風で舞い上がったり冬期の風で内陸に押し上げられる。

●重要港湾…日高港。

●地方港湾…上記及び池田港以外。その中で、由良港、勝浦港は避難港。

●水域指定…池田港。新宮川の河口に位置する。

 

(1)阪南市地区

・阪南市では基本的に不足している漁港機能の整備が中心。

・平成6年度に西鳥取漁港で、不足していた係留施設の拡大など機能抵充を行った。平成5年度には「なぎさ保全創造事業」で養浜を行っている。エビの増殖も目的の一つ。(通称「えびの浜」、海岸名称は「なみはて地区」)

・下荘漁港海岸で干潟を造成する計画がある。

●阪南市海浜空間整備構想

・「なぎさ海道」の理念を取り入れた整備を推進中。

・ミチゲーションの概念の導入…元々あった砂浜の復元をはかる。阪南市独自の考え方による環境創造を行う。

・国際交流機能中心の施設整備を行う。

◇段階的整備

・上記海浜空間整備構想では、北部の海岸からの段階的整備を検討している。

・男里川河口…自然の干潟を利用した環境学習機能の整備。

・尾崎港周辺…現在の防潮堤をはずし、見える、近づける海辺をつくり、生活道路を整備。

・平成6年から市と共同で調査を行い、実現の可能性について検討している。男里川から絵を書いていく予定。また、漁港及び海岸整備長期計画見直しの段階で、府・市の連携で調整する。

●せんなん里海公園

・阪南市と岬町にまたがる人工海岸。もともと浸食海岸で砂浜の奥行きがない地域。

・養浜による海水浴場、ビーチバレー会場、人工岩礁、ヨットハーバーなどで構成されている。

・大阪府が人工岩礁を整備中。港湾局の工事は完了。今後は土木部で、あずまや、遊歩道などの公園整備を行う。法手続上、海岸所管を公園所管に移し、その後の整備となるので、完成は平成12年以降。

・アクセスの良い順に整備をしていったため、真ん中が残された形になっている。

(2)岬町地区

・府または国の事業による整備が中心。

●新マリノべ-ション拠点交流促進総合整備計画(ふれあい整備計画)─深日漁港、小島漁港

・水産庁の「ふれあい漁港漁村整備計画」が平成6年度に名称変更した。港と施設整備を目的とした総合事業で、平成2〜5年の間に全国で35地区が指定された。当初府下では岬町の深日漁港と小島漁港が対象地区となり、平成6年度末、計画書を提出、平成7年度に指定を受けた。

・その後の名称変更で、対象エリアが泉南地域となり、その中の「ふれあい漁港」の対象地区が深日漁港と小島漁港となった。泉南エリア全体では、主に漁業振興策として大型魚礁の導入、漁港拡張整備を行う。

・深日漁港は改修(15億円以上の大規模のもの)、小島漁港は改築(3〜15億円規模)。第9次漁港整備長期計画(平成6〜13年度)で第1工区を整備。竣工期限の平成

 

 

 

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