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作戦を実施。また「芦屋川の魚を増やす会」も自主的に清掃活動を行っている。尼崎港管理事務所も別途実施。

・宮川…河川敷がないので、川辺として利用されることはない。

・砂つき場…芦屋川の河口、海浜公園近くにみられる。市としては特別に維持管理はしていない。

・水路…ウインドサーフィン、カヌー、水上スキーなどの水上レクリエーションを楽しむ人が多い。

・海・川辺の遊歩道…海岸部だけでなく、国道43号以北の住民も南北、東西のルートを利用し、散歩、ジョギング、サイクリングを楽しんでいる。

・釣り…芦屋浜護岸では、釣りをする人が多い。南芦屋浜地区の整備中エリアは本来は進入禁止だが、少ないながら釣りをする人がいる。

・河川の管理は、国道43号以北は西宮土木事務所、以南と海浜部は尼崎港管理事務所。

◇西宮地区

・海岸利用…鳴尾北地区鳴尾川沿いには、小型ヨットが並ぶ。ヨットの持ち主と契約を結び、独自に管理をしている人もいるようだ。

・海辺の清掃とゴミ…県から市の公園管理課に委託されている。子供会や自治会など地元のボランティアの協力も盛ん。

◇尼椅地区

・10万人わがまちクリーン運動…1996年春、市制80周年を記念して市内全域で実施。以後、毎年春と秋に社会福祉協議会と協力して、市内全ての駅前広場、武庫川、蓬川、庄下川などの河川を市民がクリーンアップする。窓口は市民生活課。

◇西淀川地区

・中島地区…ほとんど全てが企業の民有地。

・神崎川上流沿い…ほとんどが工場。

・淀川沿い…JR東海道線まで町工場と住宅が続く民地。平成8年、親水護岸として整備されてからウィンドサーフィンの利用者が多い。釣り客も多少あり。週末は河川敷でバーベキューをする人もいる。専用施設はない。十三あたりまでは、ハゼ、ボラなどが釣れ、釣り客もいる。公園整備に関する住民からの早急要望は特にない。

・矢倉海岸…魚釣り。

・大野川緑陰道路の清掃活動…区内の子供会、老人会、町内会、ライオンズクラブ等の単位で年に数回活動している。

・海岸利用の相互関係…かつて西淀川公害訴訟で問題となった企業は、現在でも多少市民との接触がある。環境の問題はあるが、町の活性化には企業の存続も必要とされている。

 

■市民活動

◇芦屋地区

・芦屋川に魚を増やそう会…山田美智子代表。昭和54年発足。河川工事による川の汚染に危機感を抱き、川の生物の実態を把握する目的から発足。現在、芦屋川を中心に、生息魚の調査をし、アマゴの稚魚放流、ホタルの育成などを実施している。また、他グループとの情報交換、生息生物の看板設置(市に要望して実現)、清掃活動も行っている。

・芦屋市環境づくり推進会議…平成8年、「芦屋市環境計画」に基づき発足。市民・事業者・行政等で構成されている。

◇西宮地区

・甲子園地区埋立事業対策協議会…南甲子小学校PTAの埋立反対運動によってできた。甲子園の自然環境を守る活動をしている。

・夙川を良くする会…夙川沿いの清掃活動や自然保護運動を行う。清掃には、市も参加している。

◇尼崎地区

・武庫川駅周辺には町おこしのグループあり。

◇西淀川地区

・西淀川区民の海岸造り推進会議…喜多幡龍次郎代表。昭和54年から矢倉海岸の緑地整備化を市に働きかけ、その運動が「矢倉海岸緑地計画」へと実を結んた。「矢倉海岸公園ニュース」を発行(1998年3月8日現在でNO.99)。大野川緑陰道路整備運動にも参加。

・財団法人公害地域再生センター(通称:あぞら財団)…平成7年9月、西淀川公害訴訟による企業との和解金をもとに設立。中心理事は森脇君雄氏。「西淀自然文化大学」「まちづくり探検隊」などの事業や活動、環境運動や自然保護運動に関する各種調査活動、機関誌Libellaの発行やホームページの開設などの広報活動を行っている。

・矢倉海岸での活動…バード・ウオッチングなどの観察会。週刊釣りサンデー会長の小西和人氏、サンTVなどが協力してチヌの放流などを行っている。

・淀川下流で年に1〜2回、クロダイの稚魚を放流している団体がある。

 

■市民参加・イベント

◇芦屋地区

・芦屋さくらまつり…毎年4目、国道2号以北の芦屋川沿いにて開催。コンサートや縁日など。主催は芦屋さくらまつり協議会。

・サマーカーニバル…花火大会やドラゴンレースなど。一昨年まではシーサイドタウンで行われていたが、平成10年は南芦屋浜地区で行われた。主催は芦屋市民まつり協議会。

◇尼崎地区

・尼崎ベイエリア・ウォッチング…平成8年から実験的に開始。今年で3回目。夏休みに実施するファミリー・コースは小学3年生以上の子供と親が、成人コースは20歳以上が対象で、毎回30人前後が参加。徒歩および船上から、元浜緑地、尼崎閘門、神戸製鋼所跡地、関西電力第3発電所などを見学する。今年10月の成人コースでは、運輸省第3港湾建設局の船「いずみ」と県の「さちかぜ」2隻を連ねての海上見学を予定している。窓口は市役所市民相談課。市報、FMあまがさきで広報している。アンケート調査の結果をみると、見学会の満足度が高い(平成9年度、「見学は良かった」とする人が80.6%)。

 

 

 

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