・南北軸…阪急芦屋川駅、阪神芦屋駅、阪神打出駅からは臨海郡へ向かって阪急バスが数多く運行。ただし南芦屋浜地区まで経由するものは、現在は1時間に2本程度。JR芦屋駅の東側は平成10年10月10日、高架下道路が開通予定。これに伴い、平成11年4月からバス路線の周遊ルートが変更になり、より便利になる。
●遊歩道
・川沿いの道(南北軸)
・芦屋川…河川敷に自然のままの遊歩道。両岸の道路沿いも遊歩道が整備されている。国道43号以南の左岸には、芦屋公園が続く。
・宮川…河川敷はないが、両岸の道路沿いに遊歩道あり。
・旧防潮堤の道(東西軸)
・文化ゾーンの前の道。自転車・歩道が自動車道と分離している。
・あゆみ橋…芦屋浜と南芦屋浜をむすぶ人道橋。復興住宅の完成に伴って整備された。バス便が少ないため、南芦屋浜側から北側に渡る人が多い。芦屋浜側からの往来も盛ん。
・南芦屋浜…水路に沿って緑地が整備された。眺望も良く、芦屋浜側が同様に整備されると、心地良い回遊ルートになる。
・南芦屋浜地区と西宮地区の間に橋がかかる予定。
※既存の遊歩道を使って、市域に点在する文化スポットめぐりが可能。
●駐車場
・JR芦屋駅には市の駐車場(700台収容)あり。いつでも空いている。
・阪急・阪神の各駅には、公共の駐車場はなく、民間の駐車場も少ない。
・市内の各公共施設には、ある程度のスペースを確保。
・臨海部は、公共交通機関の各駅から徒歩圏内。海辺散策のための駐車場整備は必要。
◇西宮地区
●自動車道路
・内陸部は阪神高速3号神戸線、埋立地区は阪神高速5号湾岸線が横断している。
●船
・鳴尾浜〜津名の甲子園フェリーは廃止。
・震災時は甲子園浜に船が接岸された。現在は船の係留エリアになっている。
●海岸線の道路・遊歩道
・民間の産業用地が多いため、海岸沿いの道は全エリアを通して部分的にしかつながっていない。
・夙川公園や武庫川河川敷公園など、既存の公園を縦軸として使いながら、水と緑の回廊を目指す予定。
・西宮浜地区―マリナパークシティ周辺の緑地が完全に整備されると、南北の緑地軸を通って公園づたいに新西宮ヨットハーバーまで出られる。
・浜町地区…夙川西側の階段護岸は、階段伝いに浜に降りることができる。頻繁に清掃をしているので、護岸付近はかなりきれい。夙川沿いの夙川公園は心地良い遊歩道。西宮大橋東側の護岸は川崎製鉄の産業用地で、市民は立ち入りできない。
・甲子園地区…港湾緑地は、夙川西側の階段護岸同様、階段伝いに浜に降りることができる。
・鳴尾地区…鳴尾浜臨海公園北地区から中地区を通り、南地区のリゾ鳴尾浜までアクセスが可能。
●自転車道
・武庫川サイクリングロード…武庫川河川敷公園の一部。武庫川と仁川の合流地点から下流に向かって、堤防敷の内側が自転車専用道路になっている。
・甲子園臨海線道路は白鹿記念酒造博物館前交差点から鳴尾東小学校交差点前まで、自転車専用道路が併設されている。
◇尼崎地区
●公共交通機関
・臨海部南端への交通は、末広地区の関西電力第3発電所行きバスが一日に数本ある程度。丸島地区の魚つり公園には、通常、自家用車でしかアクセスできない。
●航路
・丸島地区に渡船の乗り場あり。
・臨海西部拠点開発エリア内に旅客ターミナルをつくる計画。その他の海からのアクセスについては、今後調査予定。
・運河は現在も流通で使用されることが多い。丸島橋と東高州橋は跳ね橋。
●遊歩道・歩行者専用道路
・リフレッシュポートあまがさき計画の「水と緑の回廊づくり」を基本に、内陸部から臨海部へ続く南北の軸として、下記の4本のラインを想定している。
a.武庫川沿い…阪神高速湾岸線手前までは、河川敷を人が歩ける。阪神高速湾岸線近辺の横軸に遊歩道が整備されると、北堀運河、西堀運河との連結が可能。阪神高速湾岸線より南は、護岸が高く視界が悪い。すでに中堀運河、北堀運河付近に4,3kmの遊歩道(人が歩けるグリーンベルト)と「出会い橋」が完成。平成13年頃には市街地から北堀、中堀を通りシンボルゾーンの閘門地区までの遊歩道が完成の予定。
b.元浜緑地から中堀運河沿い…北堀運河付近に4.3kmの遊歩道が完成し、7月より一般利用可能に。中堀運河もほぼ完成している。今後、西堀運河、窪川沿いへとつながる予定。
c.蓬川沿い…川沿いの整備が完成すると、蓬川緑地公園から南へ結ぶことができる。
d.庄下川沿い…阪神尼崎駅から川沿いに南へ下り、東堀運河へと結ぶ。県道13号に歩道を整備し、国道43号の下を通行可能にしたい。