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・南部の「あまがさきチルドレンズワールド(仮称)」には、セサミストリート誘致の話があった。

・武庫川の西岸は、すでに住宅地として完成。尼崎市としては東岸も住宅地にという思いがある。

◇扇町・末広・鶴町地区

・扇町地区南部に住宅地の建設を予定。

・今後は蓬川の西側をR&D(学術研究)産業支援ゾーン、生活文化ゾーン、東側を工業高度化ゾーンとして整備したい。

◇東海岸町沖地区(113ha)

・大阪湾フェニックス計画による尼崎沖埋立処分場だが、現在県と市でこの土地利用計画の見直しを行っている。

・西側に埠頭を建設予定。

・南端に市民が憩える緑地をつくる予定。

 

(4)西淀川地区

◇中島地区

・ほとんどが企業の民有地で、工場地帯。

・海岸名称は「布屋海岸」。震災復興で都市河川局が高潮対策事業を行い、平成8年度に完了。堤防の上は管理用道路。危険が伴うので開放などの今後の計画はなし。西大阪治水事務所の所管。

・中島川左岸、大阪湾、神崎川右岸に囲まれたエリア。

・神崎川沿いは水面より低い土地が多く、周囲は防波堤で囲まれている。

◇西島地区─矢倉海岸

・神崎川、大阪湾、淀川の三方を水に囲まれた西島地区の先端部分。「矢倉」は江戸時代にこの地を新田開発した人物の名にちなむ。

・もともと地盤沈下の激しい地域で、堤防を作らず盛り土による埋め立てをしていた。昭和36年の第二室戸台風によって決壊し、その後再び盛り土をしたが手つかずのままで、結果的に自然が残された。

・現状は捨石によって浸食を防いでいる状態の草地で、護岸は整備されていない。

・親水公園として緑地整備をして欲しいという市民からの長年の要望に答え、平成5年に「矢倉緑地整備計画」が決定。事務手続きは既に終了し、平成10年秋から実際の整備にかかる予定。供用開始予定は平成12年春。

・公園緑地全体の面積は2.4ha。海側は自然石を組んだ荒磯海岸を整備し、潮だまりをつくる。内陸側には緑地帯や自由広場、野鳥観測所を整備する。

・併せて地下には14haの下水処理施設の建設が予定されている。

・整備担当は大阪市建設局花と緑の推進本部。

◇佃地区

・中島川寄りの佃4丁目以西は、工場地帯。撤退した企業の跡地を転換して民間マンションになっているところもある。

・佃1丁目〜3丁目は、現在ではほとんど住宅地。

・左門殿川、神崎川の護岸カミソリ護岸で、日常、川は見えない。

◇淀川沿い

・従来カミソリ護岸だったが、震災後、西島地区の民有地(合同製鉄、クボ夕)から上流に向かって国道43号まで、親水護岸に整備された。

・河川敷を公園として緑地整備する計画は、上流の淀川区、福島区域の両岸はすでに完成。将来は西淀川区域である右岸も整備される予定。

・淀川の高水敷と低水敷の差を利用して、河口部から市境まで両岸を公園にする整備計画がある。上流の淀川区や左岸の福島区の一部はすでに淀川河川公園として完成しているが、右岸の下流にあたる西淀川区内の公園整備は手つかずの状態。

●淀の大放水略(東淀川区〜西淀川区)

・現在、区内の下水道の排水可能量は雨量60mm/1時間まで。大量降雨時の市街地の浸水対策として、大野川緑陰道路の地下に水路を整備中。管の直径は最高で11m。将来的には矢倉海岸の下水処理施設にあるポンプ場から淀川に放水する予定。東淀川区ではすでに完成している。

 

■アクセス・回遊ルート

◇エリア全体

●道路

・各地区は阪神高速道路湾岸線によって結ばれている。

●海岸へのアクセス・現在アクセスできない護岸は、工事中及び船舶の物流機能があるところ。

・基本的には全てオープンにしたいが、船舶の着岸・物流機能がある護岸は、将来的にも市民のアクセスは難しい。

・南芦屋浜地区…人が立ち入れる護岸は、現在は芦屋浜地区に面した北側のみであるが、将来的には全て開放の予定。

・西宮地区…西側半分の護岸は立ち入れる。東側半分は公共埠頭。

・甲子園地区…西側半分は公共埠頭。東側半分の護岸は立ち入れる予定。

・鳴尾地区…南西に面した緑地部分のみ立ち入れる。

・丸島・扇町・末広・鶴町・東海岸町地区…丸島地区の西側の一部を除いて、ほぼ全域立ち入れない。

●遊歩道・歩行者専用道路.臨海部は公園緑地計画が進められ、それぞれアクセスは可能。

◇芦屋地区

●公共交通機関

・東西軸…阪神、JR、阪急の鉄道によって、大阪、神戸方面と結ばれている。国道2号には、大阪から神戸までを結ぶ阪神の国道バスが運行

 

 

 

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