資料:管内の福祉(平成9年、滋賀県湖南福祉事務所)、各市町資料
(2)管理運営状況
次に、これまでみてきた公共施設の管理・運営の状況について分野ごとに概要を整理すると、次のようになっている。
ア 文化施設
文化施設の運営主体は各市町によって異なっており、守山市、栗東町、野洲町ではそれぞれ独自に財団法人を設立し、主な施設の管理運営を委託している。一方、草津市、中主町では概ね直営で会館・ホールの運営を行っている。(図表2-3参照)
事業実施の状況をみると、ホールなどの多くは貸館事業が活動の大半を占める施設が多い。また、継続的に企画などを展開している場合にも、マンネリ化や参加者の固定化が指摘されている。また、舞台装置の技師などの専門職員を置かない施設もある。広域的な交流の場としては県公立文化施設協議会による研修や情報交流があるが、各施設間での人材や情報の交流、連携した取組はほとんどみられない。
イ スポーツ施設
スポーツ施設についても運営主体が各市町によって異なっており、守山市、栗東町、野洲町では文化施設と同じ財団法人に、草津市ではコミュニティ事業団に管理運営を委託し、中主町では町が直接管理している。(図表2-3参照)