3. 交流事業の効果
このイベントをテレビや新聞等によってPRでき、下甑村の知名度を上げることができた。また、参加した女性も島の良さを満喫でき、口コミPR隊として期待できる。そして近い将来、家族や友人を連れ再度訪れてもらえれば、観光客誘致にもつながっていく。
交流会では、島の男性達も回を重ねる毎に積極的に自己PRができるようになっている。交流会も年々活発になり、今年は10組のカップルが成立し、ペアでスキューバダイビングを楽しんだ。今年から始めたスキューバダイビングには、興味のある女性達が初体験しており、今後リピーターとして海中散歩に訪れるのではないかと期待される。
住んでよし、訪れてよしの理想郷・下甑村に若い交流人口が増えることにより、村が活性化し、やがては花嫁問題の解決にもつながっていく。
4. 交流事業の問題点と今後の展望
島のイベントの場合、船を利用しなければならないため、天気によっては計画通りにいかないのがネックである。
夏場に向けてイベントを企画する中で、商工会青年部員達も一年のうちでこの時期が一番活気に満ち、イベントに参加する独身男性達も期待に胸をときめかせている。
村民もまた、交流による花嫁対策に関心を寄せ、その経過を期待してきたが、大きな成果は出ていないのが現状である。毎回カップルが成立しても交際が続かないのは、離島のもつハンディが大きな要因となっている。
村のPRイベントとしては、テレビ局の取材や新聞記事への掲載など大きなイメージアップとなることから、「行ってみたい島、もう一度来たい島」として観光面で活かしていきたい。