日本財団 図書館


事例45 鹿児島県・頴娃町(人口15,621人 面積110.17km2)

〜ふるさと「えい」交流会 ふるさと便〜

 

1. 交流事業の契機

頴娃町は、鹿児島県薩摩半島の南端に位置し、地形が平坦で耕地面積も広く、温暖な気候とあいまって、農業生産においては県下屈指の食料生産地域として知られ、畑地灌漑施設の高度利用による営農の確立により、茶やさつまいも、大根などを中心とする農業振興に努めながら、地域の産物を活かした特産品の開発や地場産業の育成を図ってきた。

このような地域特性を活かし、ふるさと「えい」交流会では、頴娃町を遠く離れ異郷の地で生活している町出身者に、ふるさとの野、山、海で収穫された農産物、海産物及び手作りの加工品を提供する「ふるさと便」を、都会に住む町出身者やその家族・知人とふるさととの交流に資すべく実施している。

 

2. 交流事業の経過・概要

昭和61年、役場経済課(現在は農林水産課農村振興係)内に“ふるさと「えい」交流会”を設置。同年12月に第1回目の「えいふるさと便」が発送され、受け取った町出身者からは、おふくろの味・ふるさとの味が思い出されたと好評を博した。

以来、毎年8月と12月の年2回、季節感あふれる“えいの味”を宅配便により送り届けている。

なお、このふるさと便に係る経費は、すべて交流会員の会費でまかなわれている。

 

322-1.gif

「ふるさと便」の箱詰め作業の様子

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION