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事例39 長崎県・大島町(人口5,908人 面積13.29km2)

〜勇気そして感動をありがとう 長崎大島トライアスロン大会〜

 

1. 交流事業の契機

長崎大島トライアスロン大会は、大島町が展開する数多くの地域おこしの一環として、町内企業の特別協賛や多くの町民の全面的なボランティア参加など、あらゆる支援のもとに実施しているもので、全国から集まるトライアスリートやその家族と島の人々との交流、あるいは町のイメージアップ、さらには島の厳しい自然条件の中で、“自らの可能性と限界に挑戦する”トライアスリートの雄志と心意気を、21世紀に向かう大島町の地域おこしの糧として役立てようと開催している。

 

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スタート(大釜海水浴場)

 

2. 交流事業の経過・概要

長崎大島トライアスロン大会は平成5年より開催され、今年で6回目を迎えた。大会は毎年夏に開催され、20代の若いトライアスリートから国内最高齢である75歳のトライアスリートまでが、潮流の激しいスイム(1.5km)、大島特有のアップダウンと急カーブのバイクコース(40km)、真夏の太陽が照りつけるランコース(10km)と、厳しい自然との戦いに挑む。

最初の種目であるスイムは危険な種目であることから、入水チェックは慎重に行われ、会場では漁協・消防団員が監視にあたる。バイクは最高速度が時速70kmに達する危険の伴う種目であるため、コース内の急なカーブなどには防護壁・畳などを設置し、事故防止に努めている。ランはアスリートと住民が最もふれあうことのできる競技であり、スイム・バイクと体力を消耗してきた選手にとって、地元住民の声援の後押しは例えようのないエネルギー源となっている。

 

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風を切るようなスピードで快走する選手

 

3. 交流事業の効果

大会は、前日の受付・開会式・宿泊・大会当日の競技・完走パーティーと進行していくが、運営は町民の代表によって組織される実行委員会を中心とし、専門部会として13の部会が設置されており、その世話役は600名を超す町民のボランティアによって支えられ、運営されている。

 

 

 

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