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過疎地域活性化のための交流施策のあり方に関する調査研究

 事業名 過疎地域振興対策
 団体名 過疎地域問題調査会 注目度注目度5


「都市交流事業」についても、上記施設の整備に伴い、様々なメニューで実施できるようになった。事業開始の昭和62〜63年度は貝月リゾートスキー場でのスキー体験、雪祭り、夏季にゲレンデでの揖斐高原カーニバル(現在の西美濃揖斐高原サマーフェスティバル)などが行われ、参加者は約1,600人であったが、平成8〜9年度には揖斐高原ウォークラリー、虫おくり行事体験(伝統行事)、揖斐高原サマーフェステイバル、パラグライダー体験、親子釣り体験、夏休みふれあい交流、コンニャク作り体験、手作り豆腐体験、トロロ汁と手打ちそば体験などを行い、参加者も平成9年度は6,602人となっている。

 

3. 交流事業の効果

「都市交流事業」の効果としては、事業のPRによる当村の知名度の向上、イベントの開催による誘客、交流人口の増大による観光の振興など、過疎の暗いイメージがなくなり、地域の活性化に大きく寄与している。

また、「貝月リゾート」への入込数は、昭和60年度に7,832人であったが、平成9年度には56,728人となっており、施設の充実が入込数の増加につながっていると言える。

交流事業を通して、当村を訪れた都市の人々に自然とのふれあいによる自分を含めた家族の健康増進、山村の景観の良さ、余暇時間を生かす憩いの場を提供したことにより、当村のような過疎の山村が担っている国土の保全、水源のかん養、自然環境の保全等の重要な役割について、わずかながらも情報を発信することができた。

 

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豆腐づくり体験

 

4. 交流事業の問題点と今後の展望

施設整備は、若者の就業機会の創出、農林業者の冬季の就業の場の創出、交流人口の増加という一応の成果を上げることができたが、採算性に乏しい点が今後の大きな課題である。

また、当村の人口は昭和35年に2,985人、昭和50年に1,983人、平成7年に1,579人、平成9年度末で1,609人と、近年になり減少に鈍化傾向が見られるが、過疎に歯止めをかけたとまでは言えない状況にある。その対策としては、当村は自然環境や伝統文化など都市に比べ優れているところが数多くあり、良いところを積極的に伸ばしていくことが重要となるが、財政的に脆弱な村であり、優遇措置があっても自主財源部分の予算にめどが立たず、必然的に事業展開は遅れがちとなっている。

過疎の山村の地域活性化に地域間交流は不可欠であり、地域外の人の意見は(批判も含め)過疎の山村の発展に重要である。当村においては、「都市交流事業」を発展させ、新たな地域(団体)との交流を促進し、過疎の山村が都市の人々の憩いの場であることや、過疎の山村が担っている重要な役割をPRし、当村が抱える問題を解消したい。

 

 

 

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更新日: 2021年10月16日

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