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事例14 茨城県・美和村(人口5,019人 面積80.35k2)

〜全国美しい村友好姉妹村提携〜

 

1. 交流事業の契機

昭和63年当時、「美のつく名前のよしみで相互の活性化を」と岐阜県美並村出身の建設省関係者が提唱。これを受けて準備会が開かれた後、「恵まれた自然環境の保全や過疎問題を共通の課題として、広域的なふれあいの中からその解決につとめ、美しい村の活性化を図る」という主旨のもとに平成元年8月、第1回の「全国美しい村サミット」が岐阜県美並村で開催された。以後毎年、各村会場持ち回りで開かれ、平成10年に三重県美里村で第10回目が開催され、一巡した。本村では平成5年に第5回目のサミットを開いている。

 

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第7回サミット(三重県美杉村)

 

2. 交流事業の経過・概要

1) 昭和63年2月

岐阜県美並村出身の建設省三重工事事務所長が「美のつく名前のよしみで、お互いの活性化を」とサミット開催を提唱(全国で10村)。

2) 昭和63年5月

「澄みきった空、緑と清流など自然環境に恵まれた10村の首脳が今後一堂に会して、過疎化や高齢化、若者定住対策などの共通課題を話し合い、それぞれの特性を生かしながら、お互いに創意工夫を重ねて、広域的なふれあいの中からその解決に努め、美しい村の活性化を図りたい」という主旨のもとに、発起人である岐阜県美並村、三重県美里村、美杉村の3村が他の7村へサミット開催をよびかけ。

3) 平成元年8月

「第1回全国美しい村サミット'89」を岐阜県美並村で開催。全国美しい村住民憲章の提唱、姉妹縁組みについて、親善交流についてなど。

4) 平成2年6月

「第2回全国美しい村サミット'90」を茨城県美浦村で開催。姉妹村提携盟約書調印、長野冬季オリンピック招致決議など。

5) 平成3年8月

「第3回全国美しい村サミット'91」を愛媛県美川村で開催。全国美しい村住民憲章制定、シンボルマーク決定。

6) 平成4年11月

「第4回全国美しい村サミット'92」を和歌山県美山村で開催。森林交付税(仮称)創設について。

7) 平成5年8月

「第5回全国美しい村サミット'93」を本村で開催。環境問題について(美しい村づくりの目標、そのための協同事業など)。

 

 

 

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