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好評だった乗馬体験

 

3. 交流事業の効果

様々な年齢層、業種の参加者に忠類村の生活を体験してもらうことによって、外部からの視点で、村の活性化のためのアイデアなどの提案があった。

また、参加者は忠類村のPR大使として任命され、上尾市のみならず、関東近辺における忠類村応援団として活躍してもらうことが可能となった。上尾市における忠類村の応援窓口である「上尾市忠類会」に加入してくれる参加者も多く、上尾市で開催されるイベントで、忠類村のPRに多くの市民の協力を得られるようになった。

 

4. 交流事業の問題点と今後の展望

事業の目的の一つとして、定住化促進や後継者対策・花嫁対策も含んで始めたが、参加者が体験交流を主な目的として参加しているため、定住等の具体的な成果には結びついていない。今後は、交流地域を上尾市に限定せず、関東エリア等の広い地域を対象に実施し、また、目的を明確にした事業展開が必要であると考える。

今年の参加者の中には、「家族連れで移住したい」との希望もあったが、働く場所の問題や、住宅等の条件が整っていないため、実現が難しい。今後は、移住や長期の農業研修が可能となるような受け入れ窓口の整備が必要となってくる。

さらに、より深く忠類村の魅力を体験したいリピーター等のために、ファームインや安価に長期間の宿泊ができる施設の整備も課題である。

 

 

 

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