3. 交流事業の効果
平成3年度から、猿払村の中学3年生全員を毎年オジョールスキィ村に派遣、オジョールスキィ村からも猿払村に同数程度の子供達を受け入れる学童相互訪問交流事業を継続して実施しており、今年度(平成10年度)は、学童69名を派遣、オジョールスキィ村からは52名を受け入れる交流事業を実施している。猿払村とオジョールスキィ村の両村民は、日本とロシアの未来を担う人たちの相互理解を深め、過去の冷戦時代に疎遠となった両国の友好に、地方のレベルから寄与しているものである。
また、平成5年には、猿払村と諸外国との友好親善と産業経済の交流を促進するため、民間組織による猿払村国際交流協会が発足し、学童交流のみならず、一般村民による相互訪問交流事業も始まるなど、文化・スポーツ・学童等の各種国際交流事業を通じ、猿払村の振興に寄与している。
4. 交流事業の問題点と今後の展望
今後とも姉妹村による国際交流を進めながら、生活文化面での相互交流を行い、また、産業面での更なる交流を通じて、両村のまちづくりに生かしていきたい。