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私は財政屋なものですから、施設を見ますというと、この交流とは直接関係ないけれども、恐竜ランドとか、あるいは化石博物館だとか、随分立派な施設が過疎地でもできてるというのに感心しましたね。ただ、維持費がかかるものはできるだけ避けたほうがいいと思いますね。入場料を取ったところで、維持費を賄えるはずがない。また入場する人はあんまりいない。和歌山の花園村という、高野山へ行く途中の村の恐竜ランドは、最初はすごかったらしいですね。お客さんが何十万と来たけれども、今はだれも来ない。ですから、維持費がかからないことを考える。そうすると、施設をつくるだけだったら、今の制度では過疎地でもそう心配はない。その制度がいつまで続くか、それはお役所のほうで頑張ってもらわなきゃならないけれども。そう心配はないんですけれども、維持費がかかるのは困りますね。夕張にしても芦別にしても、結局、それでまいっちゃってるわけですからね。そういうのを痛感いたしましたね。

青野委員 やっぱりノウハウ…、ソフトですね。映画祭も、そのための箱物はないわけですから。

柴田委員長 映画祭も岩波ホールなんかはほんとうに有名になりましたね。

それでは、これで終わります。長時間どうもありがとうございました。

 

 

 

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