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そして、受け入れが南郷村一村では川崎市側の要望に応えるのはむづかしい、ということで、前述したように、日向東臼杵南部の1市2町5村が共同してこの交流事業を実施するようになったのである。

その目的とするところは、川崎市の子供とのふれあいを通して、ものごとを広く見つめられる子供、ふるさと南郷村の良さがわかり誇りをもてる子供達を育てることにある。

 

(2) 内容と実績

平成5年度にこの事業が始まって以来、毎年14,5名の5・6年生の小学生を「百済っ子ふれあい探検隊」として派遣してきたが、経費の関係もあって、今年度は10名に留まった。引率者には小学校の教員と役場の職員が当たっている。

一方、川崎市からは、毎年桜本小学校を中心に小学5・6年生20名が南郷村での「ふれあいサマーキャンプ」に参加している。なお、サマーキャンプには「百済っ子ふれあい探検隊」に参加した南郷村の児童も参加している。

平成10年度のこの事業の日程と交流の内容を次に示そう。

 

1) 「百済っ子ふれあい探検隊」

第1日(7月20日) 南郷村→日向市→フェリー乗船(船中泊)

第2日(7月21日) 船中交流会→川崎港→川崎大師見学→川崎市・青年の家→歓迎式(青年の家泊)

第3日(7月22日) 桜本小学校訪問・交流会→東芝科学館見学→市民ミュージアム見学(青年の家泊)

第4日(7月23日) 青年の家→ディズニーランド見学→川崎港フェリー乗船(船中泊)

第5日(7月24日) 日向港着→南郷村

 

2) 「ふれあいサマーキャンプ」

第1日(7月26日) 川崎港フェリーで出発(船中泊)

第2日(7月27日) 日向港着→東郷町(東郷町牧水公園泊)

第3日(7月28日) 東郷町発→南郷村着→歓迎会(中央公民館泊)

第4日(7月29日) 運動公園にテント設営→カヌー教室・魚とり(テント泊)

第5日(7月30日) テント撤去→日向市へ出発→日向港フェリー乗船(船中泊)

第6日(7月31日) 川崎港着

 

 

 

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