このような中学生の意識の改革は勉学や諸活動への積極的な取り組みとなって現われている。南郷中学校合唱クラブが8・9・10年と3年連続して、宮崎県代表として九州合唱コンクールに参加し、優秀な成績をおさめた(9年度銀賞、10年度銅賞)ことは、その好例であろう。
言葉の壁、生徒の健康管理、予算枠の関係で引率教職員の選定の困難さ、日程の過密と長い移動時間など、実施にあたっての課題は多いが、村おこしと連動した事業として高い評価がなされて然るべきであろう。国や県からの財政上の支援がとくに望まれるところである。