(4) 森づくり交流に参加した地元の女性住民たちの活力が印象的である。話し下手、つきあい下手の過疎地の女性たちが、体験交流を通して話し上手、つきあい上手に変身したというのはほほ笑ましい。短時間ではあったが、実際に彼女たちと懇談してみて、そのことが確認できた。女性が元気な地域づくりは成功するという定説が実証された。
(5) 観光施設、宿泊施設を都市住民の好みに合わせて改善したり、それらの施設運営に従事する人たちの人材育成、研修など、交流に合わせたホスピタリティの面で、さらに工夫、努力する余地があると思われる。
(6) 長期的な課題として、これまでの森づくり交流を継ぐ“第二の森づくり”など、今後の展開に期待し、注目したい。
(参考文献)
上津江村勢要覧、資料編。
上津江村新総合計画。
森の館調査報告書。
「家一棟分ふるさと森づくり」写真集。