初年度(昭和59年度)の祭りの実施に際して、「三瀬村田舎と都市のふれあい祭り実行委員会要綱」が制定されるが、翌60年にはそれに替わる「実行委員会規約」が制定され、その後は今日に至るまで、この規約に基づいて祭りが実施されている。
この祭りが、いかに全村を挙げてのものであるかは、実行委員会の目的と構成からうかがい知ることができる。委員会の目的は、「農林業、商工業及び観光業等、地域の特性を活かした村づくりを進め、村民に潤いと夢をもたらすこと」(「規約」第2条)とされている。
実行委員会を構成する団体は、表2に示したように、村で機能している殆んどすべての団体が含まれ、その長が委員となり、村長が会長を務める。実際に祭りの実施に当たるのは、この表に見るように、それぞれの団体の然るべきポストの人たちから構成される幹事会及び3つの部会である。そして祭りの当日にはそれぞれの団体に属す人たちが総出で祭りにかかわる。