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3 田舎と都市のふれあい祭り

毎年10月下旬の土曜と日曜の2日間、三瀬村役場前広場で、「田舎(いなか)と都市(まち)のふれあい祭り」が開かれる。昭和59年に始まったこの「ふれあい祭り」は、今年(平成10年)で15回を数える。この祭りは新聞・テレビ・ラジオで報道され、県下および福岡県ではかなり知られた大きなイベントとなっている。参加者は毎年延べ1万〜1万5千人に及ぶ。人口1,700余の村にとっては、この2日間は、まさに大変な人出である。福岡からの車での参加者が目立つ。これは、ひとつのイベントであるが、「交流事業」として、完全に、村内外に定着している。

 

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ふれあい祭り 合鴨レース

 

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ふれあい祭り 新鮮な農産物の販売

 

(1) 経緯と組織

この祭りに先立って3年間ほど、農協青年部による「農業祭」が行なわれていた。その経験を踏まえて青年部より「むらおこし」の一環として、村の産業祭として開催することが提起され、全村挙げてこれに取り組むことになった。祭りの名前が公募され、「田舎と都市のふれあい祭り」と命名された。

 

 

 

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