高冷地であることを活かした味の良い「三瀬米」の稲作、イチゴや野菜・花卉等の施設栽培が盛んである。建設業および製造業は昭和50年〜55年に一定の発展を見せたが、その後は停滞している。それに替わって第3次産業、なかんずくサービス業の発展が著しい。巨大都市から近距離にあるため、レジャー・リゾート・観光産業の展開が見られる。昭和63年の観光牧場「どんぐり村」の開設、平成8年の三瀬温泉「やまびこの湯」のオープンなどはその好例である。
現在、「母なる自然に包まれた豊かな心と安らぎの故郷(むら)」を村の将来像とする「三瀬村第2次総合計画(1996〜2006)」に基づく施策が実施されている。
この「総合計画」の中ではつぎの3つの基本目標が掲げられている。
I. 自然に包まれた暖かな安らぎの瀬づくり
II. 活き活きとした賑わいのある瀬づくり
III. 自然なゆとりと意欲あふれる瀬づくり
このIIIの目標を支える3つの柱が次のとおりである。
1. 豊かな学習環境づくり
2. 誰でもいつでも生涯学習体制づくり
3. 意欲あふれる人材の育成