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図4 白滝の里

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・地域づくりの課題と交流の位置づけ

各施策に取組んできた結果、若者定住の促進と人口減少の歯止めが一度は達成されたが、村を取り巻く環境は依然として厳しく、現在では再び若者の流出と高齢化の進展が進んでいる。

先に見た過疎地域活性化計画によれば、現在のむらづくりの課題としては、生きがいと活力に満ちた地域づくりを目指して、

1. 森林保全、水質保全のための諸施策を推進する

2. 住民の定住対策を推進する

こととしている。

森林保全、水質保全のための取組みの一つとして、「どんぐり銀行」事業がある。これは民間企業と提携しながら、どんぐりを全国から集め貯蓄してもらい、払い戻しはクヌギやアラカシなどの苗木で行う仕組みである。払い戻された苗木は預金者に戻されることもあるが、大川村に寄贈してもらい、村で植樹し、預金者に森を守る運動に間接的に参加してもらうことを可能としている。

一方、住民の定住対策としては、生活環境等の整備と若者定住の促進、拠点地(白滝地区)と連携した総合的な農林畜産業の振興を図ることが必要とされている。

しかし、これらの事業も村の財政規模を考えると、速やかに進められるものばかりではない。村の財政規模は平成9年度決算で1,788百万円であり、平成5年度で財政力指数が0.075、公債費比率が15.8%となっており、財政の硬直化が進んでいる。平成14年には高知県で国体が開催される予定であり、それが終わらないと新たな起債は困難な状況であるという。

 

 

 

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