清水町の小・中学校全体の児童・生徒数を校長を含めた教職員数で割ると、小学校は、5.2人、中学校は4.5人で、その面では、手厚い教育となっているが、超小規模・複式学級は教育上好ましいことではない。しかし、その統合ができないところに、清水町の地形その他の状況が如実に示されている。
合併完了後の同町の人口等の推移をみると過疎化がとまらず、昭和50年頃から自然減も続いていることがわかる(表2)。平成7年国調による高齢者比率(65歳以上)は33.6%で、全国平均(14.5%)の2.3倍、若年者比率(15歳〜29歳)は10.7%で、全国平均(21.7%)の半分以下である。