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1 清水町の概況

 

和歌山県清水町は、和歌山県有田郡の東端に位置し、有田周辺広域圏(有田市及び有田郡の5町村の6市町村で構成)に属する(図1参照)。高野山を源とする有田川及びそれに注ぐ支流によるいくつもの川筋ごとに集落が点在する。

 

図1 清水町位置図

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面積は195.96km2と本州の山村としてはかなり広く、そのうち、山林が90%を占め、農用地・宅地は、全体の2.9%、569haしかない。

明治22年、町村制の施行に先立つ“明治の大合併”で、26か村が、城山村、八幡村、安諦(あぜ)村、五村の4か村になり、昭和30年5月、城山、八幡、安諦が合体し、34年1月、それに五村と岩倉村大手粟生が編入され、この2段階で、現在の清水町が形成された。阪和自動車道に続く海南湯浅道路の吉備インターから、まがりくねった道を35km(1時間)、紀勢本線藤並駅から分岐する有田鉄道(営業キロ5.6km、1日6往復、休日はバス便に転換)の終点金屋口から1日何本か出ているバスで55分で、役場の所在する集落(清水)につく。

 

 

 

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