2. 交流を通じた地域活性化への取り組み
2-1. オホーツク音楽セミナーの実態
2-1-1. きっかけ
昭和55年に、青少年文化教育会館の落成記念に札幌交響楽団演奏会を開いたおり、指揮者として小林研一郎氏を招くことができた。この出会いをきっかけに、町の音楽アドバイザーへの就任と、全国のアマチュア・オーケストラや合唱団・吹奏楽団・教員などの音楽関係者や指揮者を対象に、指揮法講座の開催に協力してもらえることになった。
以後、この講座は回を重ね16回を数えるに至っている。当初は指揮法講座と町民向けのコンサートだけだったが、12回目から金管、木管楽器へのクリニックも始めている。また、15回目からは「オホーツク国際音楽セミナー」と銘打ち、ハンガリー・チェコなどからも演奏家を招くようになり、規模を拡大しながら続けられている。(図2)