<端子(ジャック)とプラグが合わない場合>
多くのテレビの音声出力はピンジャックになっています。これに対し、赤外線発光器やFMマイクなどのコードは、ミニプラグになっていますので、ジャックとプラグがあいません。このような場合は、〔ピンプラグ=ミニジャック〕のアダプタなどを使います。
5-2. せりふを見る
ドラマやアニメのような番組の時、せりふがわからないとストーリーがわからないことがあります。音声だけでは十分に聞き取れない場合は、字幕は大きな頼りとなるでしょう。郵政省ではテレビ番組に字幕を付ける場合の助成を増やすなど、字幕付き番組を増やすことに取り組んでいます。また、最近は民間の字幕作成ボランティアも活躍しています。 テレビ放送の日本語字幕の多くは、クローズドキャプション方式と呼ぶもので、これは放送番組の電波の隙間を利用してせりふを文字として送信し、文字多重放送受信アダプタか、文字多重放送受信装置内蔵テレビによって、受信する仕組みになっています。新聞のテレビ欄に字という印が付いている番組は日本語字幕付きで放送されています。日本は日本語という言語の制約があるために欧米に比べて、字幕付き放送が少なく、聴覚障害者関連団体では毎年のように郵政省や放送各局、番組スポンサーに字幕を付けていただけるよう請願しています。
<文字多重放送を受信する>
文字多重放送の受信は以下の2つの方法があります。
1)文字多重放送受信アダプタを使う
2)文字多重放送受信装置内蔵テレビを使う
前記しました通り、字幕の文字は電波の隙間を使って送信するためにビデオデッキによっては文字の情報が録画できないということがあります(図参照)。もし、字幕が入った状態で録画をするようなことがある場合は、1]文字多重故送受信アダプタを使うか、2]文字多重放送画面の録画用端子を持っているテレビを選ぶことが肝要です。