(1)開先形状 開先形状は継手部の厚さに応じて考慮する。 a)船底ロンジの例(図13参照)
(1)開先形状
開先形状は継手部の厚さに応じて考慮する。
a)船底ロンジの例(図13参照)
図 13
図 14
b)船側ロンジの例(図14参照) (2)溶接順序 拘束を効かせ、平坦度に注意しながら溶接を実施する。溶接順序の1例を図15に示す。
b)船側ロンジの例(図14参照)
(2)溶接順序
拘束を効かせ、平坦度に注意しながら溶接を実施する。溶接順序の1例を図15に示す。
図15 溶接順序(スカロップを設けること)
7. スロット部の形状と溶接 隔壁やトランス(船底フロアプレート、船側トランス、甲板トランス)との交叉部のスロットの標準形状は図16のように、スチフナー部のフランジ(パイ形材寸法図のBb)の両側に半径15mmの半円(図の左側は半径10mmでも可)を描いて空隙を設け、左の下端は回し溶接が出来るようにBb+15mm程度とする。このスロット部の形成はプレス作業による打ち抜きが望ましい。なお、巳を得ない場合は、スチフナー部のフランジを切り欠いて差し込む方式を用いてもよい。
7. スロット部の形状と溶接
隔壁やトランス(船底フロアプレート、船側トランス、甲板トランス)との交叉部のスロットの標準形状は図16のように、スチフナー部のフランジ(パイ形材寸法図のBb)の両側に半径15mmの半円(図の左側は半径10mmでも可)を描いて空隙を設け、左の下端は回し溶接が出来るようにBb+15mm程度とする。このスロット部の形成はプレス作業による打ち抜きが望ましい。なお、巳を得ない場合は、スチフナー部のフランジを切り欠いて差し込む方式を用いてもよい。
図16 スロット部の標準形状例
図17 溶接順序
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