め必要本数のパイ形材を床面上に配列し、パネルとしても寸法を検査してから溶接することが望ましい。 2.で述べた通りである。
(1)縦方向突合せ溶接装置
配列したパイ形材を仮付け後、1方向からミグ溶接を行うと、横収縮(回転変形)を生じ、幅方向の接合でのスチフナーが揃わなくなる恐れがあるので、溶接順序に注意すると共に、拘束を強固に行わなければならない。
拘束治具が無い場合には「重し」でもよいが、溶接能率、溶接品質の見地から、出来れば拘束装置を利用することが望ましい。一例として、門形フレームに、油圧シリンダーを組み込んだ拘束装置とステンレス鋼製裏当て金から構成される、裏当て装置との組合せを紹介しておく。この考え方は、
(i)板部の厚さ6mmまでは、片側1層ミグ溶接とし、安定した裏ビードを得ること。→コスト低減
(ii)装置本体はH形鋼で、溶接組立構造とし、簡単に設置・撤去ができること。
(iii)溶接トーチは、台車走行方式とする。→溶接品質の安定(自動溶接)を目的としている。
特に重要であるのは、(i)項である。普通行われている両面一層ミグ溶接では、