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IEC60038ではこの値をプラケット付きとし、電圧上限として12kV残すことは消滅使用としている。電源需要の増加による短絡電流レベル上昇は市場に対応できる機器がないので設計者に電圧レベルを上げるように強いることになるとの発言により、議論は発展した。

 

最終的に議長はWG24の作業範囲として規定している上限電圧を15kVに保持する提案を投票に掛け、その結果賛成多数で可決された。

 

12.11 WG25-Medium voltage switchgear and controlgear assemblies

 

関連文書:18(Houston/Sec.)25

 

Mr.Borstlap(蘭)がWG25について報告した。Mr.Martinsen(ノルウェー)からWGにガス封入バスバーシステムも評価に入れるよう要望が出たが、Mr.Borstlapはこれに反対し、WGはCDを早く完成し、各国に回章・審議を行う必要があると述べた。

 

12.12 Report from the Project Team on Socket‐outlet circuits for portable hand-held tools

 

関連文書:18(Houston/Sec.)26

 

Mr.Borstlap(蘭)から本件は議題8.3及び8.3.1で取り上げており、付け加えることはないと報告があった。

 

12.13 Report from the Project Team on Electrical installations on High Speed Craft.Comparison of the contents of IMO MSC 36(63)with the relevant IEC/TC 18 publications

 

Mr.Landman(米)から Mr.Mianteが移動したため連絡が取れず、キスタ会議以来実質的に何も完了してないとの報告があった。

キスタ会議でWGを設けることは決定しているが、Mr.Lofaro(米)から米国委員会はプロジェクトとして取り上げて検討し、2週間以内にTC18の事務局に報告すると説明があった。

 

Mr.Martinsenはノルウェー委員会を代表して米国で候補者が見つからないなら主査をやっても良いと申し出た。

本件は関係各国でNWIの提案を立ち上げることが必要であり、この線で進めることになった。

 

12.14 Report from Mr.David Clark on the electronic version of the Annex to IEC 61363(短絡電流計算)

 

関連文書:18(Houston/Sec.)27

 

Mr.Clark(カナダ)が仕事の進み具合について報告し、また、仕事が完了してないことを詫びた。

Annex Bは1月半で完了し、Annex Cもその後すぐ完了する予定であるが、Annex Dはあと6月は掛かるだろうと報告した。

 

 

 

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