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5. 議 事

今回の会議に対して、インプットペーパーを提出したのは日本(添付資料5)だけであった。そのため、日本からの文章に対して意見が交換されたケースが多かった。

なお、議長より今回の会議の結果を取り入れた規格案を、3月のはじめまでに作成して配布する。WG5 会議はもう一回程度でおしまいにしたいとの話があった。

審議にはいる前に、今秋のIMO/NAV45 の議決次第で、規格内容が左右されるので今審議するのは得策ではないのではないかとの意見もあったが、すでに NAV43、44で審議(添付資料4)してきているので大きな変更があるとは考えられない。また、ここで審議した規格案をもとに NAV45 への文章を作成すればまちがいないとのコメントがあった。

この機器に関しては、議論は香港で実績を積んでいるメーカが主導権を握っている。問題は、シートライアル以外のテスト方法が今のところ見つからないことのことであった。

次にISO/WD 16273,Rev.3 に対する審議内容の要約を報告する。

 

5.1 第1,2 章は省略する。

5.2 第3章Definitions

3.1 Night vision equipment

日本の意見通りとなる。一部にこの文章だとレーダが入らないかとの意見があった。

5.3 第4章Introduction

4.4 Field of View

香港では22°を要求している。従って現在の20° より狭くする(ドイツ案)ことには反対との議論があった。 600m 先の標準目標が何ピクセルになるかが重要。(縦横それぞれ2ピクセル必要)

4.5 Pan range of the field of view

IMO/NAV44では±175°だったはず。

4.6 Pan speed of the field of view

System should be capable of panning at least 30°/secへ変更する。

4.7 Vertical trim of the field of view

Vertical を Elevation へ変更する。

Trim はせいぜい数度しかないので at least 10 degree とする。

4.8 Heading indication

1) Heading marker indication へ項目を変更する。

2) 香港では、船首が画面からはずれるとマーカは画面の端で点滅をするようになっている。

3) Headingという表現は紛らわしいので、graphicalのhead markerにする。

4) 第二パラグラフに should be provided を加える。

4.9 Roll or pitch

1) normal をとる。

2) 最小要求事項なので、動揺スタビライザについてはふれない。

3) あくまでも壊れないとのことでのせてある。(後の章にロール、ピッチは±10°と指定されている)

 

 

 

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