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「一人称の説得力」と言って、図鑑に書いてあることや人から聞いた話の紹介以上に自分自身が「こんな観察をした」「こんな場面に出会った」「こう感じた」といったような話の方が、説得力があるものです。自分の失敗談だって、参考にしてもらえるものです。

消極的であったり、声が小さいということは案内人としてはマイナスに作用することがあるので、それらを改める方向で努力する考え方もあります。でも、人の積極性を引き出す後になるとか、小グループを受け持つなどの生かし方もあるはずです。また、話題が豊富な人は話しすぎてしまう傾向があるので、どんな話題に絞り込むかを考え、一方、話題の少ない人は少ないネタをどのように伝えたら、わかりやすいか、おもしろいかを考えるなどの工夫をしてみてはいかがでしょうか。

以上抜粋

 

2. 探鳥会リーダーと「案内人」

 

探鳥会のリーダー役は、地域の支部などによって決められます。『リーダー通信準備号(2号)』でも述べましたが、その規準や名称、役割もさまざまです。支部の方針や事情によって、例えばリーダー役の規準として野鳥や自然の知識面が重要とされる支部、そうでない支部、あるいは指導経験を重視する支部、親切さを重視する支部などがあります。リーダー役のお住まいが支部事務局に近くないと連絡上困るなどの現実的な条件もある場合もあります。

名称や役割の例として、サブリーダーという立場があります。単にリーダー役を補佐する意味あいで呼ばれる場合もあれば、支部役員を兼ねない探鳥会リーダーを呼ぶ場合もあります。また制度上の違いの例としては、支部としてのリーダー研修会を実施している支部もあります。

 

 

 

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