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○まとめの方法は、目的、目標に応じて、また「案内人」の知識や経験によって考える。

・「自然に親しむ」を目的とした場合のまとめは、参加者の発見や喜びをみんなで共有するように楽しく終わらせればよい。

・「自然を知る」を目的にまとめるなら、野鳥の暮らし方が季節で違うことが話せる。できれば種による違いから、「自然と人との共存」について話したい。

・渡り鳥が話題になれば、「野鳥の保護は国境を越えて考えよう」とか「日本だけでなく、世界の自然が大切」などの話が展開できる。

 

<展開例>

○自分で気がついた観察例を発表してもらうという単純なプログラムなので単独で実施する場合、可能なら双眼鏡を貸し出し、使い方の訓練を5分ほど実施した上で、散策してもらうようにしたい。双眼鏡を使うだけでも体験として新鮮で印象に残るものになる。

○野鳥以外にも植物の春の兆しを探すように呼びかけることもできるが、その場合は虫めがねなどの使用も体験としておもしろい。

○班分けやコンテストの工夫

・多人数の場合、班分けして観察してもらったり、班ごとに探してもらう課題を変えたり、まとめの発表を景品つきのコンテストとして実施するなどの工夫ができる。

・ 班分けして親子で競った例が『リーダー通信準備号(1号)』7ページ、班ごとに課題を変えて参加者に観察を呼びかけた事例が『リーダー通信準備号(2号)』7ページにある。

 

 

 

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