3. 対象別配慮
案内の対象者が子供である場合、特に、小学校低学年以下では、根本的に大人とは違った対応が求められます。高学年以上では、大人向けの話をわかりやすく話せば、理解しようとしてくれることもありますが、基本的には目線が低いし、興味の持たせ方や持続させ方などで工夫をしないと、飽きられたり、騒がれたりするかもしれません。『あなたもバードウォッチング案内人』167ページの他、会誌『野鳥』の連載では1994年7月号の野鳥案内術実践編「子どもと仲良くなろう」「子ども探鳥会の味付け方」、特集では「子供たちの自然観察」(1985年7月号)、「自然の中へ飛び出せ子供たち」(1997年7月号)、リーダー通信準備号では1号「探鳥会の進め方のヒント―親子行事の例」などが参考になります。
また、(財)日本自然保護協会が自然観察に関するテキスト的な良書を何冊か発行していますが、その中の「ボランティアリーダーのための自然解説テキストブック」(1990年)にある「自然解説のための自己評価チェックリスト」(W.リーバイス「公園来訪者の解説」より)の「子どもたちへの解説」のチェック項目を以下に記しておきます。