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第3ステップ「自然を守る」

1] 守る意識を持つ

2] 守る考え方を知る

3] 守る方法を知る

4] 守る行動に参加する

 

まず、『バードウォッチング案内人』の事例を確認しましょう。

「1] 守る意識を持つ」例として、『あなたもバードウォッチング案内人』54ページの「1:シギやチドリの観察」では、干潟の重要性を感じてもらう工夫を紹介しました。また84ページの「15:保護活動の話に展開するでは、具体的な成果を紹介する側を紹介しました。自然保護の可能性を感じてもらい、参加の動機づけに結びつくものと思われます。

「2] 守る考え方を知る」は、すなわち「バードウォッチング案内人」の案内の目的、「自然と人との共存」の考え方を伝えることにもなります。82ページの「13:キツツキ類の観察」や続く「14:やぶの中の野鳥を取り上げる」「16:猛禽類の観察」「18:それぞれのすみかを考える」などは、「多様性」や「関連性」の視点で、「自然と人との共存」のために、具体的な自然の知識を伝えるものです。

「4] 守る行動に参加する」では、バードウォッチングや探鳥会のプログラムそれ自体が直接自然保護活動への参加になる例として、78ページの「11カモの数を数える」137ページの「33:野鳥の生息環境のプランニング」などを調査や保護の活動として位置づけるなどの工夫もあります。また、地域の自然の重要性を訴えるイベントにドッキングさせることも各地で実践されています。

さらに、3]〜4]の自然保護の方法や行動について事例を以下に紹介します。目的、目標をどのように設定するかにもよりますが、『あなたもバードウォッチング案内人』152ページ「40:探鳥会の最後に」にあるように最後に呼びかけると効果的だと思います。

「バードウォッチング案内人」としては、少なくとも最後のまとめの段階で、「自然と人との共存」の考え方の普及に結びつく展開を考えるようお願いします。

なお、本会の中での具体的な活動の項目は121ページを参照下さい。

 

 

 

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