5] バードウォッチングを楽しんでいる人の話題
面白い楽しみ方をしている人など、野鳥に関わる人の話題も関心をもたれやすいものです。
最後に、『あなたもバードウォッチング案内人』185ページより第1ステップでの心構えを標語にしたものを記しておきます。
◎解説よりも原体験
◎知識より魅力、楽しみ
◎10の知識より1つの笑顔
◎経験や技術より親切
◎内容やレベルより誠意
◎その場でわかることよりわかり方を紹介する
◎野鳥を見て喜ぶと同時に野鳥を見て喜ぶ人を見て喜ぶ
6. 見分け方の案内
鳥の名前を知りたいという方が多いのが現実と思われます。名前がわかるばかりが楽しみではありませんが、種の名前がわかることで興味、関心が深まるのもまた事実。種は多様性の基本単位であり、野鳥の調査でも種がわかることは基礎中の基礎で、識別ができることで環境調査など、具体的な活動に参加できる機会が増えることにもなります。
見分け方の案内の基本的な考え方は会誌『野鳥』(1993年5月号)の案内人への道2「見分け方のコツを伝えよう」に紹介されているように、その場でわかることより、わかり方を伝えることの方が、興味が続くものと思われます。