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(g) METER を“CALIB ”に切り換える。これで指示計は出力計として作動する。この状態で比較発信器の周波数微細調整器“COMP FINE”を左より静かに回すと指示計の指針が振れる(もし振れない場合は“GAIN”を右に回す。)。指針が振れたら“COMP FINE”と“ANT FINE”を調整して指針を最大に振らせ、指示計の指針が中央の赤線に合うよう“GAIN”を調整する。((f)(g)を利得調整という。)

(h) METER を“MEASURE”に切換え、減衰器ダイヤルを加減しながら同調ダイヤル“ANT FINE”を静かに回し振れの最大点に同調を取る。指示計の指針が中央の赤線に合うように減衰器ダイヤルレベルを加減し、可動指標のマークと合ったレベルの読みが電界強度(dBμ)である。ただし、

0dB=1μV/mのことである。

 

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<図7-1-12>電界強度測定器

 

測定に当たっての注意事項を次に示す。

(a) 測定が長時間にわたるときは、同調に注意し、また利得調整も適宜行う。測定と利得調整は同一レンジで行う。

(b) 上の(d)のときに、測定可能最高電界強度を超える電界の場合には、周波数変換器の飽和のため見かけ上低い値となることがあるので注意する。

 

 

 

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