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<図 6-1-1>ノルマルモードノイズ

 

(2) コモンモードノイズ(<図 6-1-2>参照)

このノイズは、機器の入出力信号ケーブルの長さ、周囲の電界、電荷、静電容量の分布の状態などの影響によって、その信号ケーブルと接地間に電位差が生じることによるノイズ起電力をいう。

 

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<図 6-1-2>コモンモードノイズ

 

ノイズの結合の仕方には、次の(a)〜(c)がある。

(a) 電磁結合ノイズ

周囲の電気回路によって機器の入出力信号ケーブルに生じる磁束の変化により、その信号ケーブルに誘起されるもの。

(b) 静電結合ノイズ

機器の入出力信号ケーブルと周囲の電気回路との静電容量結合によって、その信号ケーブルに発生するもの。

(c) 放射結合ノイズ

機器の入出力信号ケーブルが一種の空中線となり、外来電波によって、その信号ケーブルに発生するもの。

 

 

 

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