5-7 レーダー空中線
レーダー空中線部の取付場所については、取付段階で容易に変更できないので、艤装設計段階で決定しておくことが必要である。詳細については、設計編の3.1航海用レーダーを参照のこと。
(1) 空中線部の取付け
空中線部の吊上げ、取付方法の一例を<図 5-7-1>によって次に説明する。
(a) プラットホームに取付用ボルト穴を明ける。また、専用の接地ボルトを溶接する。
(b) 空中線部の吊上げロープと接触する箇所に緩衝材を当てがうなどして、吊り上げる。(アイボルトが用意されていれば、これを使用する)
(c) レーダーマストとプラットホームとが異種金属の場合は、その間に、電食防止のため、ゴムシートを入れる。
(d) 取付ボルト・ナットはステンレス製のもので、ダブルナットとする。ボルトの貫通部分は、ビニルチューブなどでペデスタル本体と絶縁する。