船舶では、インマルサットA、B、M、並びに気象衛星「ひまわり」などのアンテナに使用され、受信部及び駆動部を含めた部分を船上装置と呼んでいる。
(1) 取付場所
船上装置の取付場所は、できるだけ他の空中線から離し、かつ、“仰角-5度から90度までの範囲にシャドウセクターが6度を超える障害物がない位置”を選ぶ。
なお、円筒状の障害物が避けられない場合には、5-2 のインマルサットCアンテナと同様の損失計算([付録-14]参照)をして取付場所を決定する。
追尾形アンテナの取付場所の一例を<図 5-6-1>に示す。