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(a) 空中線と取付金具の接触部には振動緩衝材(厚さ2mm程度のゴム板)を挿入する。

(b) 接続箱は、金属製とし、空中線の直ぐ近くで、保守に便利な位置に取り付ける。接続箱へのケーブルの導入は下部から防水グランドを使用して行う。

(c) 箱体に接続端子を設け平角銅板で船体構造物に接地する。ワイヤータイプの接地線で行うと、腐食し長期間の使用に耐えない。接地端子部の接続は、錆、塗装などをよく落としてから行い、接続後には防錆としてシリコンなどで覆う。

(d) ポイップ空中線が2本以上の素子を接続したもので構成されている場合には、素子と素子の接続部は、防水・防食のため必ず防水テーピングを施し接続に完全を期す。

(e) 引込線の船内への引込みは、貫通金物を用い、防水に十分注意する。

 

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<図 5-5-1>プリアンプ無しの空中線の取付・接地方法

 

 

 

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