日本財団 図書館


給電部の取付方法の一例を<図5-3-6>に示す。

 

372-1.gif

<図 5-3-6>給電部の取付方法

 

5-4 垂直ダイポールアンテナ

垂直ダイポールアンテナは、VHF無線電話に使用される。

(1) 送信及び受信空中線の装備位置

複信のための送信空中線と受信空中線の装備位置の決定に当たっては、次の点に留意すること。

(a) 送信空中線は、受信空中線よりも一般的に高い位置がよく、できるだけ高い位置とする。例えば、大型船ではレーダースキャナと同じ程度の高さで、かつ、中波・短波送信用空中線からできるだけ離れた位置が望ましい。

(b) 煙突、レーダーマスト、その他遮蔽効果を持つ可能性のある構造物からできるだけ離れた場所が望ましい(電界強度のパターンに影響を与えるため)。また、空中線の電界強度のパターンは、空中線取付マストの太さ及び空中線とマストの間隔により異なるので、注意する。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION