(4):外被材料の種類を示す。
Y;ビニルシース、L;鉛被、N;クロロプレンシース
[注]クロロプレンシースは、ビニルに比べて耐低温特性が優れている(-15〜25℃程度)ので、寒冷海域を航行する船や冷凍倉内に使用されることが多い。なお、耐低温特性が要求される場合には、鉛被のものが使用される。
(5):がい装材料の種類を示す。
C;鋼線あじろがい装、B;銅合金あじろがい装
(6)(Y):防食層材料の種類を示す。
Y;ビニル防食
[注]暴露甲板や貨物倉などには、がい装の保護のため防食層付ケーブルが使用される。
(7):公称断面積[mm2]を示す。
(8):シールド構造であることを示す。
[注]Sが公称断面積の前に付されている場合は、心線が一括してシールドされていることを示し、Sが公称断面積の後に付されている場合は、心線が各対ごとにシールドされていることを示す。(L-TTYC-5S)
[参考]誘導ノイズを発生する回路や誘導ノイズの影響を受けやすい回路にはシールド付ケーブルが用いられるが、シールド付のほかに次に示す電話用ケーブルや鉛被ケーブルも有効である。
(9)(TT):電話用及び計装用ケーブルを示す。
(10):電話用及び計装用ケーブルの場合の線心の対数を示す。
(11):多心ケーブルの場合の心数を示す。
(12)(F):耐延焼性ケーブルであることを示す。