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地上波

直接波、大地反射波及び地表波の総称。

地表波

地表面に沿って伝わる波のことをいう。この波は、空間と大地という二つの面の存在を条件として伝わる波で、直視距離内の伝播とは限らない。回折によって地球の陰の部分にまで回り込む波を特に回折波という。

中波(MF)の伝播

地表波の伝播距離は長波より短い。昼間は、電離層のD層による減衰が大きくなるため地表波のみの伝達距離となる。夜間は、D層が消滅するためE層で反射し遠方まで伝播する。

超短波(VHF)の伝播

電離層を突き抜けてしまうため、伝播距離はほぼ見通し距離の範囲となる。

長波(LF)の伝播

地表波の伝達距離は、周波数が低いほど大きく、中波より長い。昼夜とも電離層のE層と大地との間で反射を繰り返して伝播するため遠方まで伝播する。

直接波

送信空中線から受信空中線に直接到達する波をいう。したがって見える範囲内での伝播となる。ただし、人工衛星からの電波もこれに相当する。

 

 

 

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