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使用される周波数は、50kHz と200kHz があり、水深により使い分けられている。

音響式ログの構成、装備場所については、3.6を参照。

 

3.9 回頭角速度計

回頭角速度計は、ジャイロコンパスによって検出される船の旋回角度信号を演算処理し、指示計に旋回角速度として表示するもので、微少の旋回角速度を表示できるので、狭水路や輻輳した海域での操船に有用な装置である。

船舶設備規程(第146条の28)によると、装置の機能要件は次のとおりである。

(1) 回頭角速度の表示は、管海官庁が適当と認めるものであること。

(2) 30度毎分以上の回頭角速度を表示することができ、かつ、角速度が目盛りの最大値を超えた場合には、そのことを表示できるものであること。

(3) 作動中であることを表示することが可能であること。

(4) 入力信号に対する応答を調節することが可能であること。

(5) 連動するジャイロコンパスの機能に障害を与えないこと。

回頭角速度計の構成の一例を<図 3.9.1>に、外形の一例を<図 3.9.2>に示す。

 

082-1.gif

<図 3.9.1>回頭角速度計の構成

 

 

 

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