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磁気コンパスが偏差や外部磁界の影響を受けるのに対し、ジャイロコンパスは、それらに影響されず、常に真北を示す点で有利である。ただし、緯度や船速・加速度・動揺によって若干の誤差を生じるので、これらの防止処置が講じられている。

ジャイロコンパス本体はマスターコンパスと呼ばれるが、これだけでは針路の測定や物標方位の測定に利用できないので、必要な場所に備えられたレピータコンパスに角度を伝達して利用する。

なお、最近はパイロットスタンドにマスターコンパスを内蔵する装備方法が増えている。

ジャイロコンパスの構成の一例を<図 3.5.1>に示す。

 

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<図 3.5.1>ジャイロコンパスの構成

 

[装備場所に係る関連規定]

マスター・ジャイロコンパスは、操舵位置からその表示を明りょうに読み取ることができる位置に設置されていること。ただし、当該位置にジャイロ・レピータが設置されている場合は、この限りでない。(船舶設備規程第146条の21第1号)

 

3.6 音響測深機及び魚群探知機

音響測深機は、船底に装備された送波器から海底に向かって音波を発射し、その音波の海底での反射音を受波器で受信するまでの時間を測定し、水深を求めるものである。

 

 

 

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