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2] 受信機は音響出力が変化できる手動のボリューム制御器を備えること。

3] スケルチ(ミュート)の制御とチャンネル選択のスイッチを備えること。

4] チャンネルの選択は容易に行え、そのチャンネルははっきりと識別できること。

5] チャンネルの表示は無線通信規則の付録18号によること。

6] すべての周囲の明るさの条件下でチャンネル16を選んだことの決定ができること。

(g) 許容暖機時間

装置はスイッチを入れてから5秒以内に動作すること。

(h) 安全上の注意事項

装置は空中線の回路が開放したり短絡しても破損しないこと。

(i) 送信電力

実効放射電力は最小0.25Wとすること。実効放射電力が1Wを超えるところでは、電力を(1)W以下に減少できる電力減少スイッチが必要である。この装置が船上の通信を与えるときには、出力電力はそれらの周波数で1Wを超えないこと。

(j) 受信機のパラメータ

1] 受信機の感度は、出力で12dBのSINAD比に対して2μVのe.m.f.に等しいかそれ以上とすること。

2] 受信機の干渉への対抗力は所要の信号が、不要の信号により厳しく影響されないようなものであること。

(k) 空中線

空中線は垂直偏波とし水平面にはできるだけ全方向性とする。空中線はその運用周波数で効率的な送信と受信をするのに適するものとする。

(l) 受信機の出力

1] オーディオ出力は船上又は生存艇上で出会うであろう周囲の雑音のレベル中で聞くのに十分のこと。

2] 送信の状態では、受信機の出力はミュートのこと。

(m) 環境条件

装置は-20℃〜+55℃の温度範囲で動作するように設計されていること。それは、-30℃〜65℃の温度範囲を通して保管しても損傷しないこと。

 

 

 

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