日本財団 図書館


メタン・ガス

 

メタン・ガス(CH4)は化石天然ガスおよびバイオガスの形で生じます。メタンは無色で毒性がありません。燃料として使用される時は、漏出を検知することを可能にするために臭いの成分が添加されます。メタンは-162℃の沸点を持ち、空気中での爆発限界は5-14%です。

 

メタノール

 

メタノール(CH30H)はすべてのアルコールの中で最も単純なものであり、そのままの形でも、また混合という形でも燃料として使用できます。メタノールは65℃(の沸点を持ち、室温では液状です。メタノールは人体に有毒で、毒素として分類されています。メタノールは腐食性があり、パイプやその他の材質に特別の要求が求められます。メタノールの主な原料は現在では天然ガスです。しかしながら、メタノールはほとんどすべてのガス化可能な有機成分から生産することが可能です。

 

メチル第3ブチル・エーテル、MTBE

 

メタノールはガソリンに混合して使用できる、メチル第3ブチル・エーテル(MTBE)を生産するために、イソブタンと反応させることで使用されます。MTBEの沸点は55℃で、室温では液状です。エネルギー含有量は1リッター当たり、ガソリンに含まれるエネルギーの約80%と計算されています。ETBEは芳香性ではなく、また高いオクタン価、118/100 RON/MON、を持っているため、ガソリンを改良するために使用することができます-ガソリンの排気ガスにより生じる健康面および環境面のリスクを減らす方法です。

 

窒素酸化物、NOx

 

窒素酸化物(NOx)は空気中の酸素と窒素がエンジンの中で反応してできるものです。窒素酸化物の形成はまた、高い燃焼温度により促進されます。窒素酸化物は土壌や水の富栄養化や酸性化の原因となったり、健康に悪い影響を与えます。乗用車への触媒の導入は窒素酸化物の排出を減らしました。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION