日本財団 図書館


ノッキング

 

エンジンでの燃焼は通常、すべての燃料空気の混合気が完全に消費されるまで、燃焼室において10-30m/sの一定の率で、点火プラグにより点火された火花が行き渡るように起ります。燃焼を通じて燃え残った残留ガスは、炎と温度上昇により圧縮されます。残留ガスはその後で自己着火や白熱により点火することができ、非常に急速に(300-500m/s)燃焼するため、圧力波が生じ、耳に聞こえるノッキングを起こします。通常の燃焼は役に立ちますが、制御されない燃焼はノッキングを生じ、通常の燃焼を妨害します。ノッキングはまたエンジンの損傷を生じる可能性があります。

 

KomKom、コミュニケーション委員会

 

コミュニケーション委員会、KomKom、は未来の交通システムが経済的、社会的および環境的に持続可能となるためにはどのようにデザインされるべきかを調査した議会の委員会です。その最終報告書「交通政策の新しい針路」SOU1997:35は、社会経済的な効率性と長期の耐久性に向け交通の開発とインフラをどのように制御すべきかについての提案を含んでいます。

 

ラムダ値、ラムダprobe

 

ラムダ値(λ)は燃焼時の燃料に対する空気の比率を示す値です。ガソリン・エンジンでの燃焼を通じてのラムダ値は約1であり、リーン・バーン・エンジンにおけるバイオガスの燃焼に関するラムダ値は(λ=1.6)です。1.6のラムダ値は燃焼のための燃料の消費に関係して、空気に60%の余剰があるということを示しています。ラムダproheは空気-燃料比、「ラムダ値」を制御するために触媒の中で使用されます。

 

リーン・バーン

 

リーン・バーンは燃料空気の混合が非常に希薄な、すなわち空気の容量に対しわずかの燃料での燃焼プロセスを意味しています。

 

ライフ・サイクル評価(LCA)

 

エネルギー消費と同様に健康と環境に影響を与える、ある製品や運行の総排出を評価するために、通常ライフ・サイクル分析、LCAが実施されます。LCAを実施するための多くの方法があり、このことは同じ事柄の異なった分析が違った結論になることを意味しています。ひとつの問題は時間と場所の制限であり(ゆりかごから墓場まで)、もうひとつの問題はLCAを現実的なものにするために求められる、必要な一般化をどのように行うかということです。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION