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第9章

 

バイオ燃料-健康と環境に対するその可能性

 

ガソリンとディーゼルからバイオ燃料への切り替えは、有害な成分の排出ガスを減らす、よりクリーンな自動車へと導く可能性を持っています。しかしながら、我々がこの健康と環境の可能性から得ることができる利益は、いくつかの要因に依存しており、たとえば、技術の選択が非常に重要です。

 

排出ガス

 

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排出ガス要因には、ガソリン・エンジンあるいはディーゼル・エンジンでの走行と共に、乗用車、トラック、およびバスのための参考代替燃料として、アルコール走行およびバイオガス走行が含まれます。アルコールでの走行の場合、エタノールとメタノールの両方が含まれます。たとえ排出ガスの内容にひとつの違いがあっても、特にアルデヒドの場合、それらはひとつの燃料とみなされます。これらの間を区別しない理由は以下のとおりです:

□排出ガス要因は、排気ガスの浄化に触媒が用いられている技術を基礎として判定されました。このことはホルムアルデヒドとアセトアルデヒドの排出の差は最小限のものとしてみなすことができるということを意味しています。

□述べられた排出レベルの正確性は、エタノールとメタノールとを区別するという点で意味があるとみなすことができる程度以下のものです。

 

 

 

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