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低速充填の場合は加圧器が自動車のガス・タンクの中で直接ガスを圧縮します。そこでは数時間の後に圧力が運行圧力まで引き上げられます。この技術は、日中に走行し、夜に充填施設に列をなすような、大規模な自動車フリートを持つ会社に適しています。

ガスを生産プラントから充填ステーションに配給することについて、最も普通の方法はパイプラインを使用することですが、動くガス貯蔵所も利用できます。ストックホルムにおいて、バイオガスはバイオガスで走行するガス配給バンで、町中に設置されたさまざまなバイオガス充填ステーションに配給されます。

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表4.2.原材料の利用について選択された区分に対するスウェーデンの推定された年間バイオガス生産量(Brolin L、1995)。

 

供給

 

バイオガスは現在スウェーデンにおいて200以上の施設で生産されています。それらは合計で約1.5TWhののエネルギーを供給しています。バイオガスの大半は現時点では熱エネルギーとして使用されており、自動車のための燃料としては数少ない施設(7個所)で使用されているに過ぎません。

 

 

 

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